巻物

陽気に叫ぶ弟とあられ雲

天空と海に浮かぶ蜃気楼

例えば、地球のことを知らない宇宙人に「クリエイター」のことを説明するとしたら、どうする?「ドラマ」の特徴とか、いや、まずは地球や世界についての説明から始めるのかもしれない。

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のめり込んで歌う父さんと冷たい雨

そんなには、ドラマは見ないが、このごろ、それでも、生きていくを逃さずに見ている。
犯人側の家族と被害者側の家族が出会ってといった話で、ふつうに考えて起こるはずがない話の流れだ。
被害者の両親と兄達と加害者の親兄弟のどちら側も不幸に包まれているストーリーがえがかれている。
ストーリーの中身はめっちゃ暗いけれど、しかし、ビジュアルはきれいなようにされている。
花や緑や自然の映像がすごく多く使われていて、牧歌的と表現していいのかきれいな映像がとても多い。
来週から、ストーリーがどうなっていくのか想像がつかないけれど、ちょっとでも救いがある内容になっていたらいいなと思う。

息絶え絶えで大声を出す妹と月夜
ずいぶん昔の学生時代になんとなく見た映画が、ビフォアサンライズで、邦題は恋人までのディスタンスという。
父に、「感動の作品だよ」と勧められたシネマだ。
旅の帰りの列車の中で初めて会ったアメリカ人のジェシーと、フランス人の、ジュディー・デルピー演じるセリーヌはほんの少しオーストリアのウィーンを旅するストーリーだ。
この内容の面白いのは、これだ!というパニックシーンだったり起承転結の点の部分がほとんど無い部分。
会ってすぐの一組の男女が、愛すること、それに、生きる事や死ぬことといったことについてじっくりぶつけ合う。
まだ中学生だった私は、実に子どもで、ただジーッと見過ごした映画だった。
といいつつ、昨日、たまたまDVDショップで見つけ、これはあの時のと思い借りて、観賞したところひたすら心に響いた。
好きなシーンは、レコードショップで、ケイス・ブルームの曲を聞きながら視線を投げあうところ。
2人とも帰国がやってきて、つまり、別れ際、そこでエンドを迎える。
その時期はわからなかったこのシネマ、期間をおいて見ると、すこし違った見方になるのだろう。
見終わった後、ケイス・ブルームのCDを、CD屋より見つけて流している。

湿気の多い火曜の早朝に熱燗を

よく遊ぶちかこは賢いやつ。
頭が良いなーと感じる。
とりあえず他者を裁いたりはしない。
何コイツ!?と思っても、まずはその人の気持ちも重視する。
そうしているうちに、考えが広がるし、我慢強くなれるのだ。
考えを主張し通す事より、こうしている方がちかこにとって気分がいいのかもしれない。
自分が傷つかない方法、経験を経験値にするやり方をよく理解している。

蒸し暑い仏滅の晩に外へ
テレビを見ていたり、人ごみに行くと綺麗だな〜と思える人はたくさんいる。
顔立ちは、正統派の美人とは言えなくても、魅力があったりオーラがあったり。
個々の雰囲気は、本人の内面かもしれない。
とても重要だと思う。
私が見てしまうのは歌手の西野カナだ。
コンサートに行って初めてインタビューを受けている姿を見た。
女の子っぽい!と思わずにいられない。
ふっくらしたほっぺに、体型も丁度いい感じ、明るい色がピッタリ似合う印象。
会話がほわんとしていて、名古屋弁なのもポイントがアップ。
彼女の曲は結構聞くけれど、話している姿を見て余計にファンになった。

汗をたらして踊る父さんと僕

梅雨がこないだ明け、今日セミの鳴き声を聞いて、少年は「あぁ夏だなぁ。」と感じた。
夏休みを目前に控えた休日のお昼前、少年は縁側で入道雲を見ながらアイスを食べていた。
軒下では風鈴がときおりチリリンと音を立てた。
いつにも増して暑い日で、日差しが座った少年の足を照りつける。
少年は半ズボンという格好だ。
汗が顔を伝って流れ、アイスクリームもとろけてきた。
少年は、近所の市民プールのオープンに期待していた。

蒸し暑い仏滅の朝はひっそりと
ある暑い日の午後、少年はママからお使いを言付かって、白菜と葱とぶた肉を買いにいくところであった。
少年は喜んだ。
今日はしゃぶしゃぶだ!やったぁ!…と。
しかし、彼への試練はその時起きたのである。
なんと、ポケットに入れていたお使い用のお金2千円が、無いのである!
少年はスーパーマーケットのレジに並ぼうとする時、まさかとは思っていたがポケットの中に手を入れて確かめてみたのだ。
そしてその時お金がないことに気がついたのである。
怒られるのを承知で、少年はしょうがなく手ぶらで家に帰ることにした。
今度から、お金はクツの中かくつ下に入れることにしよう。
少年は悔し涙を浮かべつつ、そう決意した。

雪の降る週末の深夜にシャワーを

このごろは、すぐ近くの釣り場に行ってない。
毎日とっても忙しくて疲れていて行けないというのもあるが、しかし、とっても蒸し暑いから、行きにくいのもあることはある。
それに加え、仕事終わりにいつもの場所を観察していてもたくさん釣れている雰囲気が全くないから、絶対に行きたいとは寂しいが思えない。
すごくしこたま見えるくらいだったらそわそわして行きたくなるだろうな。

どしゃ降りの週末の昼に立ちっぱなしで
すぐ目の前が海というところに私たち家族は、家があるので、大地震のあとの高潮を父が危惧している。
ことのほか3月の大震災後は、海と家がどのくらい離れているのかとか逃げるルートは付近にあるのかとか聞いてくる。
私も恐れているだけど、しかし、面倒なく新しい家も見つかるわけではない。
とは言っても、本当に大津波がやってくるとなった折に避難する道を特定していないといけないと思う、だけど、しかし、湾沿いしか高台へ行く道路がないので、しっかり想像したら怖いとわかった。

汗をたらして叫ぶ君と擦り切れたミサンガ

鹿児島に住んでみて、墓所にいつも毎日、生花をあげている方がいっぱいいるということに驚いた。
お歳をめしたの女性は、連日、墓に花をあげていないと、近所の女性の目が懸念だそうだ。
いつも、献花をなさっているので、月々のお花代もたいそうばかにならないらしい。
いつも毎日、隣近所のお歳をめしたの奥さんは墓に集まって菊をあげながら、歓談もしていて、墓の陰気な空気はなく、さながら、人の集まる公園のように明るい空気だ。

雲が多い大安の夕方に読書を
中洲のキャバクラの女性を発見すると、プロ意識が高いなと思う。
それは、完璧な見た目、トーク術、それらに対する努力。
お客に完璧に勘違いをさせないで、ビジネスだとちらつかせながら、常連になってもらう。
そして、もしかしてこのお姉さん、僕に本気かもしれないと思ってもらう。
バランスのとり方が、どんな職業よりも、絶妙だ。
一番は、私はナンバーワンのホステスさんたちの給料がとても聞いてみたい。

手裏剣


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